TOP > イベントのご案内 > 第23回 泌尿器細胞診(別府)カンファレンス in 神戸のご案内
第23回 学術集会長
大﨑 博之(神戸大学大学院 保健学研究科)
このたび、第23回泌尿器細胞診カンファレンスを、2025年2月15日(土)~16日(日)に、神戸大学医学部会館(シスメックスホール)にて開催する運びとなりました。
今大会のテーマは「尿細胞診と尿沈渣の連携 -相互理解と協力による尿検査の臨床的意義の向上-」としました。尿細胞診の主目的は下部尿路腫瘍の発見、一方の尿沈渣の主目的は泌尿器系の炎症の発見であることから、尿細胞診は腫瘍細胞、尿沈渣は各種の血球・上皮細胞、円柱などを主な観察対象としてきました。しかし、両者は尿を遠心沈殿して得られた沈査成分から標本を作製しています。そのため、尿細胞診にも糸球体腎炎を示唆する腎臓由来の赤血球やポドサイト、尿細管上皮細胞、円柱が出現しますし、尿沈渣にも腫瘍細胞が出現します。尿細胞診で糸球体腎炎を、尿沈渣で尿路腫瘍を推定できれば、両者の臨床的意義はさらに向上すると考えます。また、尿細胞診と尿沈渣にはそれぞれ長所と短所がありますが、お互いに連携・協力することで短所を補完しあえる関係になれると信じています。
今回の学術集会は、病理・細胞診検査のみでなく一般検査に従事されておられる方々にも多数ご参加いただくことを目的として、会場とオンラインのハイブリッド開催といたします。また、学術集会のポスター写真には「尿細胞診と尿沈渣の懸け橋となるように」との想いを込めて、本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋を使用しました。江戸時代に神戸港が開港されてから、異なる文化と新しい技術を積極的に取り入れることで発展してきた神戸の地で皆様をお待ちしております。
会 期 | 2025年2月15日 13:00~17:00 / 2月16日8:30~12:30 |
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テーマ | 尿細胞診と尿沈渣の連携 ― 相互理解と協力による尿検査の臨床的意義の向上 ― |
会 長 | 大﨑 博之(神戸大学大学院 保健学研究科) |
副会長 | 塚本 龍子(神戸大学医学部附属病院 病理部) |
実行委員長 | 大沼 健一郎(神戸大学医学部附属病院 検査部) |
事務局長 | 小林 真(兵庫県臨床検査研究所) |
開催場所 | 神戸大学医学部会館(シスメックスホール) 兵庫県神戸市中央区楠町7-5 »医学部会館シスメックスホール 交通案内 |
開催形式 | ハイブリッド開催(現地+オンライン) |
単 位 | 細胞診専門医(1単位) 細胞検査士(JSC:10単位、IAC:8単位) 認定病理検査技師(申請中) 認定一般検査技師(申請中) |