TOP > イベントのご案内 > 第24回 泌尿器細胞診カンファレンス 学術集会 in 久留米のご案内
第24回 学術集会長
德田 雄治
(天神会古賀病院21泌尿器科)
このたび、2026年2月7日(土)~8日(日)に第24回泌尿器細胞診カンファレンスを、九州、久留米市にて開催する運びとなりました。今大会のテーマは「一歩前へ -踏み込んだ理解と協調-」としました。
ご存じのごとく尿細胞診は、婦人科の擦過細胞診に次いで多い検体です。婦人科のBethesda System導入に遅れを取るも、予後に直結するHGUC検出に主眼を置いたParis System (TPS)に移行しました。現状では標本が尿であるが故に、採取法、保存液、処理方法の多彩なバリエーションが存在し、コスト的にLBC、診断システムなどTPS導入いくつものハードルがあることから、TPS採用施設は限定的です。
さて、泌尿器科研修施設には尿路上皮がんの全国登録が義務付けられ、TPSの記載項目が設けられています。論文投稿でもTPS記載がacceptされますので、TPS普及には臨床医からTPS導入を促していただくことが重要な鍵となります。
また、少子高齢化が一層進む近未来では、激増する尿細胞診検体に対応する細胞検査士のQOL改善も解決すべき重要な課題であり、AIの導入は魅力的な解決策です。
今回の学術集会は、臨床医が会長を担当いたします。普段参加いただく病理医、細胞検査士の方々にとっては、従来の尿中細胞像の深掘りした議論はもちろん、臨床医の先生にもご登壇いただき、泌尿器腫瘍の最新治療トレンドや細胞診分野でのAI研究などを紹介します。さらに臨床医がTPSを習得いただき、より身近に感じていただけるプログラムを会場とオンラインのハイブリッドで発信いたします。
今回より学術集会のタイトルから「(別府)」が外れました。文字通り未来に向けて新しい一歩を踏み出す学術集会になれるよう、とんこつラーメンや焼き鳥などグルメ(久留米)な街で、楽しく学べる2日間を準備しております。皆様の参加をお待ちしております。
会 期 | 2026年 2月7日 (土) 13:00~17:00・8日 (日) 8:30~12:30 ※1日のみ参加可能 |
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テーマ | 一歩前へ - 踏み込んだ理解と協調 - |
会 長 | 徳田 雄治 (社会医療法人天神会 古賀病院21 泌尿器科) |
実行委員長 | 池本 理恵 (株式会社エスアールエル) |
事務局長 | 河原 真弓子 (社会医療法人天神会 古賀病院21) |
事務局 | 中村 篤 (社会医療法人天神会 古賀病院21) |
開催場所 | 新古賀病院 管理棟5階 記念講堂 |
開催形式 | ハイブリッド開催 (現地+オンライン) |
単位申請予定 | 泌尿器専門医、細胞診専門医、細胞検査士 |