症例番号1
出題者:石倉 宗浩(市立砺波総合病院臨床病理科)
症例:80歳代、女性
検査材料:自排尿
標本作製:ストリッヒ法
主訴:尿漏れ、肉眼的血尿、排尿困難
既往歴(臨床情報):尿漏れ、肉眼的血尿、排尿困難で近医受診。その後尿路上皮癌疑いで当院紹介。
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号2
出題者:岡本 奈美(四国がんセンター 臨床検査科)
症例:60歳代、男性
検査材料:自排尿(膀胱鏡施行後)
標本作製:BDサイトリッチRed(SurePath)法
主訴:血尿
既往歴:前立腺癌
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号3
出題者:鳥谷部 慎子(つがる総合病院 臨床検査部 病理)
症例:77歳代、男性
検査材料:自然尿
標本作製:BDサイトリッチRed(Sure Path)法
既往歴:胃潰瘍、急性腎盂腎炎
臨床経過:倦怠感とめまいで救急搬送、高度貧血(Hb3.1)、長期肉眼的血尿
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号4
出題者:川崎 辰彦、田中義成、井関充及
(佐世保共済病院 病理診断科)
症例:60歳代、女性
検査材料:自然尿
標本作製:引きガラス法、サコマノ法
主訴:糖尿病
既往歴:糖尿病性網膜症で内服治療中、健診で尿潜血を指摘。腹部CT検査で膀胱腫瘍が疑われ、当院紹介となる。
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号5
出題者:甲斐 俊一(大分県厚生連鶴見病院)
症例:70歳代、女性
検査材料:自然尿
標本作製:2回遠心法
主訴:特になし
既往歴:特になし
臨床情報:市の住民健診で当センターを受診し,尿検査で潜血2+であった。潜血は腎以外由来の出血であったため,細胞診を行った。
写真:パパニロウ染色,×60
解答選択肢
選択肢
症例番号6
出題者:森藤 哲史(神戸大学医学部附属病院)
症例:60歳代、男性
検査材料:残膀胱内容物
標本作製:すり合わせ法
臨床情報:幼少期に交通事故で膀胱破裂、尿管断裂し、両側尿管S状結腸吻合術。
膀胱が残存しており、CT画像上内腔に内容物貯留を認めている。
また、持続する尿道からの排膿を自覚しており、ドレナージ目的に膀胱瘻造設。
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号7
出題者:松﨑 生笛(和歌山県立医科大学人体病理学教室)
症例:50歳代、男性
検査材料:右腎盂洗浄液(洗浄)
標本作製:LBC標本 (Thinprep®)
既往歴(臨床情報):原因不明の慢性腎不全でフォロー中、右水腎症が出現した。
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号8
出題者:瀬古 周子(名古屋第二赤十字病院)
症例:70歳代、男性
検査材料:右・左 分腎尿
標本作製:LBC(ThinPrep)
既往歴:自排尿細胞診にて尿路上皮癌を指摘。CT、膀胱鏡にて明らかな腫瘍性病変を認めず、左右分腎尿細胞診が施行された。
[右分腎尿]解答選択肢
[右分腎尿]推定病変選択肢
[左分腎尿]解答選択肢
[左分腎尿]推定病変選択肢
症例番号9
出題者:石堂 統(中東遠総合医療センター臨床検査室)
症例:80歳代、男性
検査材料:自然尿
標本作製:ThinPrep
主訴:肉眼的血尿
既往歴(臨床情報):消化管ポリープ 気管支炎
膀胱腫瘍疑いで紹介,10日前から肉眼的血尿あり。現在はうっすらピンク。
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号10
出題者:玉野 裕子(金沢大学附属病院病理部)
症例:50歳代、男性
検査材料:自然尿
標本作製:液状化処理標本(LBC)
主訴:2ヶ月前より排尿痛、両鼠径部の違和感を自覚し、前医を受診.前立腺腫瘤と軽度の水腎症を指摘された.
検査データ:CRP 2.2mg/dL UN 13mg/dL Cr 0.76mg/dL eGFR値 83.82
UA 4.0mg/dL LDH 354IU/L PSA 0.616
PSA値は低く、腎障害なし.
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号11
出題者:宮本 藤之(富山県立中央病院 臨床検査部検査科)
症例:66歳代、男性
検査材料:自然尿
標本作製:YM液処理
主訴:排尿困難、頻尿
現病歴:1年前より排尿困難、頻尿を主訴に他院受診。膀胱腫瘍、前立腺腫大、多発性骨転移疑い、肺転移疑いにて当院紹介。
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号12
出題者:今村 好章(福井大学医学部附属病院病理診断科)
症例:60歳代、男性
検査材料:自然尿
標本作製:BDサイトリッチRed (Sure Path)法
主訴:血尿
既往歴:血尿の精査のため施行した膀胱鏡にて膀胱左後壁に 3cm 大の非乳頭状腫瘤を指摘された.
解答選択肢
推定病変選択肢