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カンファレンス終了報告とお礼

会員の皆様、ご機嫌いかがでしょうか。2019年11月に中国の武漢市で発生した、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は瞬く間に、世界中を席巻し、医療は切迫、破綻するところが続出し、経済は瀕死の状態になっています。そのような中で、第20回泌尿器細胞診(別府)カンファレンスをハイブリッド形式で開催致しました。1年延期となっての開催でしたので、参加者が少ないのではないかと危惧しておりましたが、現地別府近郊のホテルに約30名が、またウェブ上で約170名が参加されました。現地では厳重な感染対策を行いました。その際、6名(今井律子、川口洋子、是松元子、藤利夫、南雲サチ子、福田正彦各氏)が過去19回含めて、20回の学術集会に皆出席であることが確認され、初日に会長から皆出席賞の表彰を受けました。その際に、現地での発表時に藤利夫氏の氏名が欠落していることが後日判明いたしました。再確認の上、改めて表彰状、副賞をお送りしました。また、このような結果に対し、この場に記して、陳謝申し上げます。

学術集会では、初回から解決が困難であった上皮異形成の臨床については、産業医科大学の藤本教授が特別講演をしていただき、尿路上皮腫瘍診断の国際的な動向については愛知医科大学の都築教授が、また形態上の新マーカーの可能性について新潟がんセンターの川崎部長が果敢な挑戦を講演されました。その他にもシンポジウム、教育講演などがありましたが、特に衝撃的であったのは、「香害」に関する特別企画(新潟県立がんセンター 泉田さん)でした。香害が決して他人事ではない事を実感いたしました。一日も早い回復をお祈りします。今回は、役員会と総会が参加者数の予測が困難であったために、日を改めてメール会議で審議される事になった事、コロナ禍のため次回開催地が決定できなかったことは残念なことでございました。スライドカンファレンスの優秀診断賞の表彰も対象者がウェブ参加となっていたため、後日配達便でお送りすることになりました。

現在、カンファレンス終了から既に3週間が過ぎたことになりますが、これまで一人のコロナ感染者も出さなかったことです。最後に、カンファレンス開催にあたり、どんな状況でも協賛すると言っていただいた多くの関連企業の皆様、ボランティア、実行委員会の諸氏、製鉄記念八幡病院システム課諸氏、本部事務局の皆様には財源の少ない今回の開催にあたり、どんなに感謝しても、足りないと思っております。

来年こそは会員皆様と会場でお会いできることと皆様の今後のご活躍とご健康をお祈りして第20回学術集会閉会のご挨拶といたします。

第20回泌尿器細胞診(別府)カンファレンス
会長 金城 満
実行委員長 下釜達郎
総務担当 岩井幸子
会計担当 池本理恵
渉外担当 阿部英二
渉外担当 丸田淳子
ウェブ担当 島尻正平