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第21回学術集会長、泌尿器細胞診カンファレンス理事長
愛知医科大学医学部病理診断学講座
都築豊徳
皆さんこんにちは!私は泌尿器細胞診カンファレンス理事長を務めております都築豊徳です。私が理事長として任命されて初めての学術集会となります。従来の学術集会とは少し異なる形態で行いますので、その理由をはじめに述べさせて頂き、次いで今回の学術集会の目的を述べさせて頂きます。
平成14年(2002年)2月9日に初めての泌尿器細胞診カンファレンス学術集会が開催されて、今回で第21回目の開催となります。従来は宿泊をして、夜を徹した尿細胞診の討議が行われてきていました。しかしながら、COVID-19感染の世界的な蔓延から、従来の学術集会の開催が困難になりました。徐々にですが、COVID-19感染の猛威が収まりつつあり、従来の学術集会が開催可能になりつつあります。まだ感染の脅威が完全に払しょくされていない状況ですので、今回の学術集会では完全webの形式による学術集会を開催することとしました。従来は2日間に及ぶ学術集会でしたが、web形式での長時間開催は聴衆の集中力が途切れることから、敢えて1日開催とさせて頂きます。短時間で、濃密な内容を楽しんで頂きたいと思います。
今回の学術集会のテーマですが、“高異型度尿路上皮癌の診断”とさせて頂きました。今更高異型度尿路上皮癌?と思われるかもしれません。尿細胞診では、高異型度尿路上皮癌の診断は基本中の基本ですが、実臨床では正確な診断がなされていないことが実情であると思います。ある論文では、日本の高異型度尿路上皮癌の正診率は数%であったという衝撃的な結果が示されています。この発表は極端かもしれませんが、実臨床での高異型度尿路上皮癌の正診率は高くないのが現状です。ところが、この問題は今まで一度も本学術集会では取り上げられておらず、日本臨床細胞学会でもほとんど話題にされていません。
今回の学術集会では基本に戻り、高異型度尿路上皮癌の診断方法を見つめなおしてみたいと思います。初学者からベテランまで、幅広い参加者がそれぞれ基本を見つめ、考えていきたいと思います。
テーマ | 高異型度尿路上皮癌の診断 |
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日時 | 2023年2月19日(日)9:00~17:00(休憩含む) |
開催場所 | Web 開催(Zoom) |
学術集会長 | 都築豊徳 愛知医科大学病院 病理診断科 教授 |
実行委員長 | 徳田雄治 古賀病院21 泌尿器科 主任部長 |
学術集会事務局 | 泌尿器細胞診カンファレンス事務局 |
ポスター | ダウンロードはこちら(160KB) |
簡易版 | [ 閲覧自由 ] PDFダウンロード(12.3MB) |
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完全版 | [ 会員専用 ] 会員専用ページ(※要会員パスワード)の 「抄録完全版」をご確認ください。 |