症例番号1
出題者:公立八女総合病院 四丸 知弥
回答者:吹田徳洲会病院 下山 夏季
80代、女性
検査材料:自然尿
標本作製:LBC(Thin Prep) 法
臨床情報:肉眼的血尿を主訴に当院泌尿器外来受診、膀胱癌疑いにて尿細胞診施行
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号2
出題者:金沢医科大学病院 高田 麻央
回答者:PCLジャパン 秋山 譲滋
70代、男性
検査材料:左腎嚢胞穿刺液
標本作製:遠心分離後、沈査をすり合わせ法により塗抹し、95%アルコールで固定。
既往歴:15年前から左水腎症と左右腎嚢胞
臨床情報:左腹部の膨瘤と疼痛を自覚し内科受診。超音波検査で左水腎症の増悪を認め、泌尿器科にて精査。
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号3
出題者:洛和会 音羽病院 森藤 哲史
回答者:日本セルネット 村社 元美
80才代 女性
検査材料:自然尿
標本作製:サイトリッチレッド液で処理後 Cell Prep 法で作製
既往歴:糖尿病、高血圧、高コレステロール血症、高尿酸血症
現病歴:転倒、失神、嘔吐を主訴に当院 ER 受診
低カリウム血症、顕微鏡的血尿を認め、当院
腎臓内科入院
腹部 CT にて両側腎嚢胞、膀胱・子宮に腫瘤影を認める
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号4
出題者:東北大学病院 病理部 三浦 弘守
回答者:福岡和白病院 山田 博
40代、女性
検査材料:左腎盂カテーテル尿
標本作製:オートスメア
既往歴:
2006年 |
子宮頸癌にて子宮全摘出術+放射線照射治療 |
2011年 |
再発・腎臓動脈周囲のリンパ節転移.放射線・化学療法により完解
放射線照射治療が原因と考えられる尿管狭窄による両側の水腎症が悪化 |
2017年から |
DJ ステント留置 (3カ月毎の交換).排尿は清潔間欠導尿法管理 |
現病歴:
2021年 |
DJ ステント交換時に左腎盂欠損像を認めた
左尿管鏡検査するも尿管狭窄のため病変から生検できず.左腎盂尿のみ採取
検査材料は初回の左腎盂尿と 2 回目の左腎盂尿 (1カ月後) |
解答選択肢(初回)
推定病変選択肢(初回)
※ 5.その他を選択された方
解答選択肢(2回目)
推定病変選択肢(2回目)
※ 5.その他を選択された方
症例番号5
出題者:公立西知多総合病院 今井 律子
回答者:山口大学大学院 池本 健三
50代、男性
検査材料:自然尿
標本作製:オートスメア法
既往歴:腎尿管結石、高血圧、狭心症
現病歴:肉眼的血尿にて近医受診。
精査、加療目的に当院泌尿器科へ紹介。
当院受診時一般尿検査にて「異型細胞」を指摘され、尿細胞診施行。
解答選択肢
選択肢
症例番号6
出題者:大阪労災病院 三村 明弘
回答者:産業医科大学病院 西山 純司
80代、男性
検査材料:回腸導管尿(3回)
① 2020年8月採取 ②2021年4月採取 ③2021年9月採取
標本作製:直接塗抹法
現病歴:
2018 年 |
TUR-BT 病理組織診:HGUC pTis その後BCG注入療法6回施行。 |
2019年 |
TUR-BT 病理組織診:HGUC pTa その後BCG注入療法8回施行。 |
2020年2月 |
ロボット支援根治的膀胱摘除術および回腸導管施行。 病理組織診:HGUC pT1,INFβ,ly1,v1 |
2020年7月から |
回腸導管尿細胞診施行。 |
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号7
出題者:JCHO船橋中央病院 齊藤 穣
回答者:JCHO九州病院 安部 拓也
68歳、男性
検査材料:自然尿
標本作製:直接塗抹 (すり合わせ) 法、LBC(Sure Path) 法
臨床情報:膀胱癌・前立腺癌疑いにより他院より紹介
現病歴として直腸狭窄あり
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号8
出題者:四国がんセンター 岡本 奈美
回答者:山梨大学病院 花井 佑樹
60歳代、男性
検査材料:自排尿 (膀胱鏡施工後)
標本作製:BD サイトリッチ Red(Sure Path) 法
臨床情報:PSA高値。膀胱内視鏡で前立腺から膀胱内に突出する腫瘍を認めた。
解答選択肢
推定病変選択肢
症例番号9
出題者:兵庫医科大学病院 鳥居 洋祐
回答者:新行橋病院 合戸 健一
40歳代、男性
検査材料:自然尿
標本作製:BD サイトリッチレッド (Sure Path) 法
主訴:慢性腎不全 (透析中)
既往歴:HBs(+)、腎盂腎炎、ネフローゼ症候群
解答選択肢
推定病変選択肢